2018年2月7日水曜日

モントリオールBulletin1月号-おいしいTourtière(トゥルティエール)はどう作るか-肩甲骨の回し方

モントリオールの日系紙、Bulletinの1月号に掲載された原稿です。
ケアの仕方がご参考になれば。



ホリデーシーズンは妻の故郷であるLac Saint-Jean 地方のAlma で過ごしました。
今年はモントリオールも雪が多くて、冬らしい冬だね、と話してますが、
Alma の雪の量と寒さはもちろんこんなもんじゃありません...。
あの大きな湖が凍るんですから...。
家の前に深く積もった雪の中に飛び込んでバタバタもがいて、
まるで雪の中で泳いでるみたいな遊びを家族で楽しんできました。

クリスマスに家族が集まると必ず作るのがTourtière(トゥルティエール)というミートパイです。
モントリオール近辺では豚ひき肉で作る様なのですが、
Lac Sant-Jean 地方の人に言わせると、"それはTourtière じゃない!"そうで、
何が違うかといえば、具材の肉はひき肉ではなくサイコロ状の角切りを使うのです。
牛、豚半々にして、タマネギやポテトも同じく角切り。
鍋にパイ皮を敷いたら肉、タマネギ、ポテトの順で塩胡椒を振りながら計6層に敷き詰めて、
上もパイ生地で閉じた後、中央に穴を開けて水をなみなみと注ぎます。
あとはオーブンで半日以上じっくり加熱。

そして始まるのが、Tourtière のレシピ談義。
誰かがSNS に写真をアップしようものなら、どんなレシピでやってるの?とか、
私のはおばあちゃんの教えてくれたレシピのまま!とか、
今年は鹿肉や鴨肉を入れた、とか、
うちは赤ワインと鴨のブイヨン入れた!
などなど家族にとどまらず友人達まで加わってレシピ談義。
毎年似た様な会話なのですが。
そして、いろいろブイヨンとか入れてみるけど、
そんなことしなくてもシンプルなレシピのままで美味しいんだよね、
という話で落ち着くのです。

私はこのTourtière が大好物で、毎年楽しみで仕方がないもので、
相当がっついて食べてしまうんですよね。
年末から新年にかけて、家族だけでなく
友人宅などでもTourtière が出てくるので、何回食べたことか。
ホリデーシーズンは炭水化物ダイエットも禁酒も不可能です。

さて、そんな食い正月的ホリデー明けの運動不足に何かしようと思っても、
今年は雪が多くてなかなか外に出るのも大変です。
寒さで縮こまっている肩甲骨周りをせめて緩めてあげようかと。
肩甲骨を意識して動かすのはなかなか大変ですが、
両手を上げて空に人差し指で皿回しの様に円を描いてみて下さい。
この画では外回しになってますが内回しでも構いません。
最初は指先が空に円を描いている意識で20 回、
次に、動作は同じなのですが、手首で描いている意識、
肘で描いている意識、肩で描いている意識、という様に段々意識を下げながら20 回ずつ、
最後に肩甲骨で描いている意識で20 回です。

こうして意識を指先から肩甲骨まで下げていくと、
動作は同じなのですが、肩や肩甲骨周りがより動かせる様になります。
最後の肩甲骨で描いているときは結構大変で大汗が出てきます。
新春に万歳しているご機嫌な画で始められてなんだか嬉しい...。
今年が皆さんにとって、元気で楽しい、素晴らしい年になります様に!

以下、写真はTourtièreの様子です。
まず、オーブン用の鍋にパイ生地を敷いて、


肉、タマネギ、ポテトの角切りを重ねていきます。


計6層になってます。


上もパイ生地で覆ったら、中央に穴を開けて水を並々注入


半日かけて焼きあがった様子です。


たまらなく美味しいです...

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